便利なコンボジャック 正しく使おう

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XLR端子も標準フォン端子もどちらも接続できるコンボジャックはご存じですか?

ミキサーやオーディオインターフェイスについていることが多い入力端子です。

この記事ではコンボジャックについて、基本的な使い方や注意点をまとめます。

使い方を間違えると機器を壊してしまうこともあるので、ぜひ参考にしてみてください。

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コンボジャックの使い方

見た目は中心に穴が空いていて、その穴から3ヶ所小さな穴が繋がっているような形状です。

通常の標準フォン端子は直径6.3mmの穴が1つの端子です。

また通常のXLR端子は3ピンの穴の空いた端子です。

コンボジャックはこの2つの合体した形状になっています。

コンボジャック=標準フォン+XLR

コンボコネクタと呼ぶこともありますが同じものです。

標準フォン端子の接続

標準フォン端子の接続方法から見ていきましょう。

接続方法は至ってシンプルで、見た目の通り中央の穴に接続します。

TRSでもTSでも標準フォンサイズが接続可能です

多くの場合、標準フォン端子で接続される機器はラインレベル楽器レベルの信号です。

その場合は特に何も考えずそのまま接続して問題ありません。

稀にマイクの信号を標準フォン端子(TRS端子)で送る製品があります。

詳しくは後で説明しますが、こういった製品を使うときは注意が必要です。

XLR端子の接続

次はXLR端子の接続方法を見てみましょう。

こちらも見たまんまですが、3ピンの向きを合わせて接続しましょう。

向きを合わせて接続しましょう

XLR端子で接続する機器はマイクが多いと思います。

マイクはダイナミックマイクも、ファンタム電源を必要とするコンデンサマイクもどちらでも使用可能です。

標準フォン端子もXLR端子もほとんどの場合は、コンボジャックでも普通の独立した端子でも使用方法は変わりません。

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コンボジャックを使用するときの注意点

実はコンボジャックならではの注意すべきポイントもあります。

すぐに機材が壊れるほどの注意点ではないですが、正常に動作しないことがあるので覚えておきましょう。

信号レベル

コンボジャックでは、マイクレベルとラインレベル(楽器レベル)の両方を扱うことができます。

レベルがよくわからない人は解説した記事があるので参考にしてください。

簡単解説!マイクレベル・ラインレベル
マイクレベル・ラインレベルについて、実はオームの法則さえ知っていれば簡単に理解ができます!

コンボジャックのついているミキサーにはMIC/LINEと表記があることも多いですね。

一般的にはマイクレベルはXLR端子で、ラインレベルは標準フォン端子での接続です。

では標準フォン端子でマイクレベルの信号を、もしくはその逆でXLR端子でラインレベルの信号を送ることはできないのでしょうか?

コンボジャックであればどちらも接続できるので、どちらの信号を送ることも可能です。

ただし機器の組み合わせによっては、機材を壊してしまうこともありますので要注意です。

普段から使用しているForcusriteのオーディオインターフェースにもコンボジャックがついています。

オーディオインターフェースはコンボジャック仕様のものが多いです

取扱説明書を確認するとプリアンプのゲインについての表記があります。

“プリアンプのゲインは、XLR プラグ が差し込まれるとマイクに適したものとなり、ジャックプラグが差し込まれるとさらに高 いレベルの信号に適したものになります。XLR プラグを介してマイク以外のもの (例: サウ ンドモジュールや FX 機器の出力) を接続しないでください。”

Forcusrite 取扱説明書より引用

XLR端子で接続すると、オーディオインターフェースは微弱なマイクレベルが来ると思って、勝手にゲインを高めに設定してくれるようです。

そんなところにラインレベルの信号を送ると、ゲインは大きい状態で思ってた以上に電圧の大きな信号が来るので入力信号は歪んでしまいます。

オーディオインターフェースでコンボジャックを使用するときは、マイクレベルはXLR端子、ラインレベルは標準フォン端子としましょう。

次に、ミキサーにマイクを接続するケースを確認しましょう。

コンボジャックが採用されているYAMAHAのMGシリーズのミキサーのブロックダイアグラムを見てみます。

ヤマハPA総合カタログより抜粋

ちなみにブロックダイアグラムはカタログの最後の方に載ってたりします。

XLRと標準フォンとそれぞれ分けて書かれていますね。

別々の道で書かれていますが、PADやGAINに入る前に同じ道へと合流していることがわかります。

どちらの端子で信号が入ってきても手動でゲインを操作することになるので、XLR端子でも標準フォン端子でもどちらで接続しても構いません。

ミキサーの場合は、信号レベルの種類と接続端子を対応させる必要はありません。

とは言えマイクレベルはXLR端子、ラインレベルは標準フォン端子で統一しておいた方が無難です。

※楽器レベルについては、ハイインピーダンス接続が可能かどうかを確認してください。

+48Vファンタム電源

48Vのファンタム電源については、XLR端子でのみ電源供給が可能なことがほとんどです。

コンデンサマイクにXLR-標準フォンのケーブルで接続しファンタムを電源ONにしても、通常フォン端子では電源の供給ができないため、正常に動作しません。

またもミキサーのカタログからブロックダイアグラムを確認します。

ヤマハPA総合カタログより抜粋

よく見るとファンタム電源を供給するためのコンデンサはXLR端子の方にしか搭載されていないことがわかります。

オーディオインターフェースについても確認してみましょう。

取扱説明書を確認すると同様の記載がありました。

“コンボコネクタのXLR接点で、48Vのファンタム電源を有効にします。”

Forcusrite 取扱説明書より引用

全てのミキサーやオーディオインターフェースを調べたわけではないので絶対とは言えませんが、ファンタム電源を使うときはXLR端子と覚えておいた方が無難です。

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まとめ

XLR端子も標準フォン端子もどちらも接続することができるコンボジャックを紹介しました。

便利なコンボジャックですが、接続する機器の信号レベルによっては危険な接続方法になってしまうこともあります。

XLR端子ではマイクを接続、標準フォン端子ではラインレベル(楽器レベル)の機器を接続するというように覚えておけば危険は避けることができます。

この記事が誰かの参考になれば幸いです。

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