【PC-2LIVE】超小型ミキサー レビュー
こんにちは、今回紹介するのは超小型ミキサーPC-2LIVE(FOSTEX)です。
電源不要ミキサーとして有名な簡易ミキサーですが、テレワークに有能な一品でした。
この記事では、使い方・注意点・我が家への導入事例について紹介します。
元々は楽器を演奏する人に作られた商品ですが、楽器をしない人にも使える商品ですのでぜひ参考にしてください。
超シンプルな機能
ミキサーと言えば読んで字のごとく複数の音源をミックスして一つにする機器です。
一般的なミキサーには複数のインプット端子や複数のアウトプット端子、その他にもEQやボリュームなど様々なつまみやジャックが付いています。
このPC-2LIVEはそんな高度な調整機能は一切ありません!
調整できるのはボリュームと2つの音源のミックスバランスのみです。
いろんな調整機能が無いため、操作は直感的ですぐにわかります。
商品名にもLIVEとあるように、音楽プレーヤーで曲を流しながらそれに合わせてギターを弾く用途で作られた物です。
インプットAはフォン端子になっていて、ステレオ/モノラルの切替が可能です。
ギター練習時はインプットAにギターを接続し、モノラルに設定しましょう。
楽器練習以外の用途でミックスしたい場合は、基本的にインプットAはステレオ設定で問題ありません。
超小型ゆえに使い勝手がいい!
この商品の一番のメリットは電源が不要なことでしょう。
電源ケーブルを必要としないため置き場所が自由で、かつ超小型ゆえにちょっとした隙間に置くことができます。
我が家ではモニターと机の微妙な隙間に置いています。
ギター練習で使う場合でも重さ190gと軽量なので、カバンに入れて持ち運びも容易です。
機器本体の発熱もないので、他の機器の上に乗せてしまっても良いかもしれません。
金属製ボディのため落として簡単に壊れることもありませんし、デザイン的にデスクワークにもフィットします。
テレワークにも使える
テレワークが主流になり、家で会社用のノートPCを使う人も増えたのではないでしょうか。
もともとデスクに置いてあったPC用のスピーカーと会社用PCとで音声をわざわざケーブル抜き差しで切り替えるのが面倒だったので、PC-2LIVEを導入しました。
機器接続方法は以下の通りです。
こうすることでモニター・スピーカーはそれぞれ元々持っていた1セットを2つのソース(PC)で共有することができます。
またテレワークでテレビ会議も増えました。
退屈なテレビ会議中は会社PCからテレビ会議の音声を、私用PCからは音楽を流したりしています。
音声バランスはつまみ一つで変更できるので、自分が話すときは音楽を止めなくてもつまみを片側に回すだけで音楽は流れなくなり、サボっていることがバレません。
デメリット
音量が小さい
2つの音声バランスを50/50の割合にすると元の音量の半分になってしまいます。
接続しているモニタースピーカーの出力が小さい場合は思っているような音量が出ないので注意しましょう。
ミックスして使用する場合は、ミキサーのボリュームのつまみは基本MAXにしておくことをお勧めします。
マイクは接続できない
曲に合わせて歌を練習するためマイクを接続したい人もいるかもしれません。
残念ですが、PC-2LIVEにマイクを直接接続することはできません。
一般的なミキサーにはマイクプリアンプが内蔵されていて、マイクレベルの微弱な電気信号をミキサー内部で増幅させてラインレベルで出力しています。
PC-2LIVEは電源不要の仕様なので、そういった電気を増幅するような機能は備わっていません。
マイクを接続したい人は電源が必要な別の小型ミキサーを使用しましょう。
まとめ
超小型ミキサーPC-2LIVEの使い方・注意点についてレビューしました。
機能が少ない分、用途は限られますが使い方次第では大変便利な商品です。
特に我が家ではテレワークで導入してから音声切り替えの煩わしさが減り、便利になりました。
機能は少ないですが色々な使い方ができる商品ですので、ぜひあなたのシステムに加えてみてください。