【導入事例】100人規模の社内セミナー音響システム
音響設備は、セミナーや会議、イベントなどで情報を正確かつ効果的に伝えるために非常に重要な要素です。
特に100人規模の社内セミナーでは、全員にクリアな音声を届けることが求められます。
今回、Xを通じて株式会社MS & Consultingの中村様より「社内セミナー向けに最適な音響設備を相談したい」という依頼を受けました。
この記事では、その依頼に対する提案内容と実際の構築プロセスについて紹介します。
クライアント様ご紹介と会場の概要
MS & Consultingの中村様の所属する部署に突如社内セミナーの機材設営の依頼がありました。
会場は社内の1フロアをまるまる使い、100人規模でのセミナーになります。
もともとセミナー用途の部屋でもないため、セミナーのための映像・拡声設備などは一切ありませんでした。
そのため今回はレンタルにて100人規模の社内セミナーに使える音響システムをご紹介させていただきました。
要件の整理と確認
まず相談内容とヒアリングによって必要な要件を明確化しました。
提案内容
システム図
以下のシステム図では、各機器の接続を示しています。
使用する主な機器のリストは以下の通りです。
- スピーカー:JBL EON 610 x 4
- ミキサー:Behringer Flow8
- マイク:ワイヤレスマイク (BLX288 SM58) x 2, LARK150
- ケーブル:各種(マイクケーブル、スピーカーケーブル、接続用アダプター等)
システムの要になるミキサーについては、入出力数に問題がなかったので、既にお持ちのFlow8をそのまま使っていただきました。
ミキサーを持っていない!という方は、この記事の最後にオススメのミキサーも紹介しますので参考にしてみてください。
スピーカー配置
スピーカーは会場の中心から外向きに配置し、音が均等に広がるように設置しました。パワードスピーカー(JBL EON 610)を採用することで、セットアップが簡便でコストも抑えられました。
会場の広さと人数だけでいうとスピーカー2つで十分なのですが、今回は使用する空間がL字になっていたので、隙間なく音を届けるため4台構成で提案させていただきました。
また、メインでお話しされる人のマイクはスピーカーの内側になるよう設置することでハウリングも発生しづらいようにしています。
必要なケーブルと接続端子
必要なケーブルの種類と接続端子をまとめた表を作成し提供しました。
これにより、当日の設営がスムーズに進むよう、事前に準備を整えていただけました。
導入の効果とお客様の声
セミナー当日、機器構成に少し変更はあったものの会場全体にマイクの音が問題なく届き、無事セミナーを終えることができました。
当日のセットアップは全てワンオペで、開梱から音出しまで約2時間程度だったとのことです。
また、参加された方からは以下のようなフィードバックをいただきました。
導入後の展望
今回提案した音響システムの導入により、社内セミナーは無事完遂することができました。
将来的には、オンラインとオフラインの両方で参加できるハイブリッド型のセミナーも要望が出るかもしれません。
これにより、リモートワークが増加する中でも、社員全員が重要な会議やセミナーに参加できるようになります。
オススメアナログミキサー
ハイブリッド会議の実現に向けて、初心者にも使いやすいお勧めアナログミキサーをいくつか紹介します。
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