Dante入門テストを受けてみた レベル2
気づけば前回のレベル1から結構時間が経ってしまいました…
Dante入門テスト受けてみたその1
最近実務でDante機器を扱う機会が増えてきましたので再度勉強し直すため公式認定試験レベル2を受講しました!
前回のレベル1は基礎的な内容でしたが、レベル2では一気に難易度が上がります。
この記事では、実際に講座を受け、テストを受けてみて感じた要チェックポイントをまとめています。
Dante入門者や認証テストを受けようとしている人の参考になれば幸いです。
Dante Certification Level2の受講
以前作成したAudinateのマイページからレベル2の講座を探します。
様々な言語のプログラムが用意されているので、JAPANESEを選択しましょう。
レベル2からはPART Aの知識テストとPART Bの実技テストに分かれています。
実技テストは知識テストをクリアしてからでないと受けられません。
実戦タイプの私はすぐさま実技を受けようとしてましたが、しっかり怒られました笑
知識テストの受講
レベル1の時と同様動画による講座を受講します。
内容がわかる人は早送りなどで飛ばして進んでも問題ありません。
ただし、動画を見終わった講座にはチェックマークが付くため、全動画を最低1回は再生させるようにしましょう。
内容についてはレベル1に比べてより実践的な内容になっています。
知識テストにも出題され、個人的に重要と思ったポイントをいくつかピックアップしてみます。
ネットワークスイッチ
現場でも何かとトラブルのタネになるネットワークスイッチについてです。
基本的には設定をいじらずデフォルトで始めることが大事です。
設定をいじる必要が出てきた場合のみいじるようにしましょう。
レイテンシー
Danteシステムのレイテンシーは非常に小さく100%常に設定した値になります。
Dante Controllerを使って150μs~5msの間で調整でき、デフォルトは1msになっています。
これも基本的にはデフォルトで始めて、いじる必要があれば設定を調整しましょう。
マルチキャストとユニキャスト
ここの分野が一番とっつきにくいですが一番大事かなと思いました。
私はアナログ卓ばっかり触っていたので、この分野が一番理解するのに苦労しました。
フローという概念を理解し、音声信号の流れ(送信・受信)を把握することができれば後は聞きなれない単語を覚えてしまえば大丈夫です。
DanteのフローについてはSHUREのページにも解説がありましたので載せておきます。
ここの内容は後の実技試験でも活きてきますので、ちゃんと理解しておきましょう!
いざ知識テストの受講!
レベル1では動画さえ見ていればわかる内容ばかりでしたが、レベル2では難易度がグッと上がります。
なんなら動画講座で1度も出てこなかったAES67規格なども登場します。
試験は何度も受講可能なので、一度受講して分からなかったところは都度調べて再挑戦するのが一番早いと思います。
私は3度目の受講でやっと合格しました!
技能テストの受講
PART Aに合格したら、マイページよりPART Bの実技テストを探し受講します。
実技テストではDante Contorollerによるパッチングなどの操作をしていくことになります。
試験は全てブラウザ上で行われるのでDante Controllerのソフトをインストールしておく必要はありません。
問題には丁寧にシステム系統図が書いてあり、基本的には指示通り順番に作業していくだけです。
1つだけ自分で解決策を考えてエラー処理を行う問題が出てきますが、これは知識テストに合格していればすんなりわかると思います。
レベル2に合格!
実技試験も合格するとレベル1の時と同様、認定証と認定アイコンがメールにて送られてきます。
認定アイコンは名刺に貼ってもいいよってことみたいですが、今まで名刺にDante認証アイコンを載せている人に出会ったことはありません笑
まとめ
Dante Certification Program レベル2を受講し、無事合格しました。
レベル1より実務的な内容が多く、エラー処理についても学ぶことができたのでよかったと思います。
Danteは大きな現場では主流になりつつあるので使えるようになっておきたいですね。
高価なDante機器が手元になくても模擬的に操作できる実技試験があるのもよかったポイントです。
この調子でレベル3も受講したいと思います!