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Audacityでピンクノイズを書き出す方法

Mr.わに

以前Logic proを使ってピンクノイズを書き出す方法を紹介しましたが、圧倒的に簡単な方法がありましたのでそちらを紹介します。

フリーソフトAudacityを使ってピンクノイズの音源ファイルを作る方法をご紹介します。

フリーソフトなので、有料版DAWを持っていない人でも使え、操作も簡単です。

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Audacity

Audacityはオープンソースのオーディオ編集アプリケーションで、高機能ながら無料で使うことができます。

2021年に「法執行、訴訟、当局の要求に必要なデータについて個人情報を収集する」といったプライバシーポリシーの改定で炎上しました。

開発者は新しくTenacityと名前を変えてアプリを作っているそうですが、私は特に気にせずAudacityを使っています。

今も普通にダウンロードできますし、使用する分に大きな問題はありません。

機密な音声データを扱っていたり、気になる方は使用を控えてください。

Generator機能

ピンクノイズの生成にはAudacityのジェネレーター機能を使います。

今回はステレオのピンクノイズを作ってみます。

まずは画面空白部分で右クリックし、空のステレオトラックを生成します。

上部メニュージェネレーターよりノイズを選択します。

ノイズの種類をピンクノイズにし、振幅を入力、ファイルの長さを指定するだけでピンクノイズのデータが生成できます。

あとはデータを書き出してwavファイルにしましょう。

空のステレオトラックを事前に用意しないと、モノラルファイルとなります。

振幅について

Audacityの振幅は0~1までの数値で指定する仕様になっています。

dBFSとAudacityの振幅の関係を知っておきましょう。

振幅を1.0に設定すると、0dBFSとなり、振幅を0.5にすると-6dBFSとなります。

dBFSの基準値は1.0なので振幅の数値をAとしたとき、次の式で表すことができます。

$$ {dBFS}=20\log_{10} A$$

DAWでレベルを扱うときはdBFSのことが多いので、関係性を把握しておくと便利ですよ。

まとめ

この記事ではAudacityを使ったピンクノイズの生成方法について紹介しました。

DAWと違い、dBFSの表記を使わないので、レベルを合わせたいときは関係性についても覚えてきましょう。

Audacityは他にも色々便利な機能がついてますので、今後紹介していきたいと思います。

この記事が誰かの参考になれば幸いです。

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音響デザイン教室 管理人
音響設計・AVシステム設計をやっている自称アコースティック・エンジニアです。 日常の中で出くわす音のお悩み、音響機器紹介、ノウハウなど音に関することを色んな角度から記事にしていきます。 趣味でバンド活動・DTMをやってます。この辺のノウハウも発信していきます。
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